ヨーロッパで古くから神聖な木、幸運を呼ぶ木とされてきたヤドリギ。その存在を私がしっかり認識したのは2022年冬。以前どこかで見たことがあるな・・と思いつつ(2018年、アシリベツの滝へ行った時に見ていました。)、すっかり葉が落ちた木の上の方に緑色の丸いものが見える…なんだろう?ととりあえず写真に撮り、帰宅してから画像検索をして調べるところから始まり、知れば知るほどすっかりその魅力にはまってしまいました。今回は札幌市手稲区の星置公園で見つけたヤドリギについて記録していきます!
ていねブログのイネ子です(^^)/手稲区のことを中心に札幌のこと北海道のこと、日常をつぶやいてます。記事下のボタンからお気軽にTwitterフォローしていただけると嬉しいです(^^)/
ヤドリギとは
ヤドリギは古くからヨーロッパで神聖な木とされ幸運を呼ぶ木とされてきたそうです。寒さが厳しい冬の間も落葉樹に半寄生して緑色を保つ姿は強い生命力の象徴とみなされ、神が宿る木と考えられていたそう。
日本のヤドリギについて
ヤドリギが見られる地域
日本でヤドリギは北海道から本州、四国九州と、広範囲に分布してるそうです。探せば日本中で見られそうですね。
宿主となる木
ヤドリギは半寄生性の常緑広葉樹。宿主となる木から栄養を吸い取り、自分自身も光合成をして栄養分を補うそうです。その宿主となる主な木は以下の通り。
- エノキ
- ケヤキ
- クリ
- アカシデ
- ヤナギ類
- ブナ
- ミズナラ
- クワ
- サクラ
花や実の時期
- ヤドリギの花の季節は2~4月頃
- ヤドリギの実がなるのは11月頃
花はよく見ないとわからないくらい小さく、自然界では高い場所にあることがほとんどなので肉眼で見つけるのは難しいかもしれませんね。
実も同様で、今回私が実に気がつくことができたのは少しだけ遠くを撮影することできるカメラのおかげでした。
桜の木やシラカバに宿るヤドリギを発見/札幌市手稲区
12月、札幌市手稲区にある星置公園でヤドリギを見つけました。
桜の木に宿るヤドリギ
最初に見つけたのは桜の木(ですよね?)に宿るヤドリギ。
すっかり葉が落ちた後なのでその存在が目立ちますね。
とても高いところにあるので肉眼で葉の形まではほとんど見えません。私のカメラの限界までズームをして撮影してみました。
シラカバに宿るヤドリギに赤い実を発見!
桜の木に宿るヤドリギから十数歩歩いた場所にあるシラカバにもヤドリギを発見しました。
これもとても高い位置にあります。葉がすっかり落ちているのでヤドリギが存在感を放ちます。
回り込んで別角度からも撮影してみました。
この写真を撮ったものをアップにしてみたときに「あれ?小さな赤い実がある!?」と気がつきました。ほぼ真下に回り込み、改めて写真を撮ってみます。
見えるでしょうか…?
画質が荒くなってしまいますが少し拡大したものがこちらです。
赤い実をつけるヤドリギは「アカミヤドリギ」と呼ばれる種類だそうです。
ヨーロッパではヤドリギもクリスマスを象徴する植物の一つとして有名みたいですね。日本でも浸透してきているところでしょうか。緑の可愛らしい葉に、小さな赤い実をつけたヤドリギの姿はクリスマスにぴったりのイメージ。そんな姿にすっかり魅了されてしまいました。
星置公園について
星置公園は札幌市手稲区にあり、健康遊具がある地区公園です。江守記念星置スケート場が隣接しています。テニスコートや多目的広場などがあり、とても広々としており、お子さんが遊べる遊具広場もあります。夏はジョギングコース、冬は歩くスキーコースとして楽しめる周回園路があり、スポーツ公園としても地域の人たちに利用されている公園です。
所在地
〒006-0852
北海道札幌市手稲区星置2条1丁目12
駐車場
あり(60台)
まとめ・関連記事
すっかり葉が落ちてしまった木に不思議な丸い緑色の塊を見つけたらヤドリギの可能性大ですね!半寄生植物というちょっと神秘的な部分や見た目の可愛らしさも好みで、すっかりヤドリギの魅力にハマってしまいました。もともと大好きな星置公園がさらに好きになりましたよ~(^^)/
星置公園についてはほかにも色々記事を書いてますのでのぞいてみてくださいね(^^)/
前田森林公園でも「ヤドリギ」を発見しました(^^)/