
北海道札幌市手稲区で撮影した白い綿のような虫。
調べていくと「ヒモワタカイガラムシ」という名前の虫らしく、本来は北海道にはいないはずのもの?!という事がわかりました。本州以南に生息するもののようです。昨年に続いて今年も同じ場所で見かけたため、写真と共に記録しておくことにしました。
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ヒモワタカイガラムシって、どんな虫?
名前からしてちょっとインパクトがありますが、「ヒモワタカイガラムシ(Icerya purchasi)」は、赤褐色の体に白い綿のようなものを背負っているのが特徴の虫だそうです。
この白くみえる部分は「卵のう」といって、たくさんの卵を守るためのものだそう。
その姿がヒモのように見えることから、この名前が付いたのだとか。
もともとはオーストラリア原産の外来種で、日本では本州以南の温暖な地域に分布しているとされています。(あれ?私は北海道で出会ったよ?!)
北海道で2年連続、同じ虫を発見
実はこの虫、2024年の夏にも見かけて撮影していました。
「なんだろう?」と気になっていたのですが、調べがつかないまま時が経ち…。
ところが2025年の初夏、まったく同じような姿をした虫を再び発見!
写真を見比べてみると、形も大きさも、非常によく似ていました。
いずれも木の枝に付着していたものです。
写真で記録
以下は昨年と今年の観察記録です。
同じような枝に、似たような姿の虫たちが大量に…。
白い輪のようにぶら下がる卵のうがとても特徴的なので、見間違うことはなさそうです。


ちょっと見にくいですが写真中央部分を中心に大量の白い輪っかが木の枝にぶら下がるようにたくさんあるのが見えます。
もうすこしズームしたものがこちら。

2024年6月上旬に撮影したものは赤褐色の本体と思われる部分もしっかり写っていますが、2025年7月上旬撮影のものは距離もあったため赤褐色の体は確認できません。もしかするとすでに死後で、卵のうのみが残っていた状態だったのかもしれません。
北海道でも定着の兆し…?
調べてみると、ヒモワタカイガラムシは本来、関東以南に生息している虫とのこと。
本来は北海道にいないはずの虫?!
それでも、ここ数年の温暖化の影響や、人が持ち込んだ植物を通じて、少しずつ分布を広げている可能性も考えられますね。
今回は偶然かもしれませんが、同じ場所で2年続けて見かけたとなると、もしかすると定着し始めているのかも…?と思わずにいられません。
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ヒモワタカイガラムシは、見た目は少し不思議ですが、人に害を与える虫ではなさそう。とはいえ、植物にはダメージを与えることもあるため、庭づくりや家庭菜園をしている方は注意しておくと良いかもしれません。
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