札幌市手稲区にある富丘西公園に行ってきました。この公園、実は札幌市内ではとても貴重なニホンスズランの群生地なんです。この記事では、私が現地で撮影したニホンスズランの様子を紹介しながら、園芸品種でよく見かけるドイツスズランとの違いについても触れていきたいと思います。
ていねブログのイネ子です(^^)/手稲区のことを中心に札幌のこと北海道のこと、日常をつぶやいてます。記事下のボタンからお気軽にX(旧Twitter)フォローしていただけると嬉しいです(^^)/
富丘西公園のニホンスズランの姿
この日は天気もよく、スズランたちは雨上がりのような艶やかさで咲いていました。公園内の一角にひっそりと咲いているニホンスズラン。葉に隠れるように、下の方でうつむくように咲いている姿が印象的です。
花のふちがくるっと反り返っていて、内部は真っ白で清楚な印象。また、花の表面にはほんのりとかぼちゃのようなふくらみ(凹凸)が見られ、丸みのある独特のフォルムが印象的です。よく見られるドイツスズランよりも花が少し小ぶりな印象ですね。
ときどき風に乗ってとてもいい香りがする中、スズランの可愛らしさに悶えながら写真を撮る幸せな時間を過ごしてきました。
これから咲こうとしているスズランも。
花のふちのクルンクルンの反り返りも可愛らしい。
ニホンスズランとドイツスズランとの違い
スズランといえば、花屋さんやガーデンセンターなどで見かけることが多いですが、実はそれらの多くは"ドイツスズラン"(西洋スズラン)という別の種類です。見た目はよく似ていますが、いくつかの明確な違いがあります。
以下に、ニホンスズランとドイツスズランの違いを簡単な表にまとめてみました。
(素人のまとめですので、参考程度にご覧ください)。
特徴 | ニホンスズラン | ドイツスズラン |
---|---|---|
葉と花の位置関係 | 葉の陰で咲く。やや控えめ。 | 花が葉より高く立ち上がることが多い。 |
花の大きさ | 小ぶり。日本的で繊細な印象。 | やや大きめで存在感がある。 |
花びらの縁 | 反り返っている。波打っていることが多い。 | 比較的なめらかであまり反らない。 |
花の内部の色 | 真っ白。内側に模様や斑点なし。 | うっすらピンク〜赤紫の斑点が見られることがある。 |
おしべの見え方 | 控えめ。奥まっている。 | 中央に目立ちやすく立っている。 |
ドイツスズラン
こちらは過去に別の公園で撮影したドイツスズランです。
-
花が茎の上部に沿って立ち上がっている:ニホンスズランは葉の陰に隠れるように咲くのに対し、この写真では花がはっきりと葉の上に出ています。
-
花がやや大きめで丸みがあり、ふちの反りが少ない:ドイツスズランの花はふちの反りが控えめで花の数が多いです。
-
茎がしっかり立っていて全体的に力強い:ドイツスズランの特徴のようです。
二ホンスズラン
-
花は葉の陰で咲く:ニホンスズランは葉の陰でひっそりと隠れるように咲きます。
-
花がやや小ぶり、ふちが反りかえっている:ドイツスズランの花はふちの反りが控えめですが、ニホンスズランはクルン!と反り返っています。
まとめ・関連記事
今回訪れた富丘西公園は、住宅街の中にある静かな公園で、そんな場所でとても可愛らしいニホンスズランの群生を見られるなんて幸せだなと思っています。とてもいい香りがしていましたよ。
住宅街の中にある公園なのですが、この公園に入った瞬間に「森」!を感じます。
住宅街に現れる森
— イネ子@手稲暮らし (@teinekuineko) June 1, 2025
夏の音🦻 pic.twitter.com/dC0ASqPtPQ
私自身、植物観察はまだまだ初心者ですので、楽しみながら学んでいけたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます(^^)/
富丘西公園についてはこちらもどうぞ↓
近くのおすすめお蕎麦屋さんはこちら↓