手稲山口はなぜ暑い？札幌で1番暑い訳ではない？意外な理由。

2022年9月13日火曜日、もうすっかり秋の気分でいたのですが思いのほかあたたかくなり久しぶりに扇風機が活躍しました。ていねブログのイネ子です(^^)/

「9/13、北海道の最高気温は手稲山口で29.9℃でした。」

（観測時刻13:13、平年差+6.5℃）

この北海道の最高気温は手稲山口でという言葉、ちょくちょく耳にしませんか？

そんなわけで今回は札幌市の「手稲山口（ていねやまぐち）」についてのお話です(^^)/

手稲山口はなぜ暑くなるのか？意外な理由？
- 暑くなりやすいのは確か
手稲山口を地図で見る
手稲山口の施設など
手稲山口の歴史
まとめ・関連記事など

手稲山口はなぜ暑くなるのか？意外な理由？

さて、ではなぜ手稲山口は暑くなるのか？正確に言うと「手稲山口は･･･」と天気予報などでとりあげられるのか･･･調べてみると‥‥

天気予報などでよく「手稲山口で・・・」と耳にするのは、手稲山口に気温を観測するアメダスがあるからということになりそうです。（詳細な場所は公式には公開されていません。）

気温の観測は、無人で気象を観測し、自動的にデータを送るシステム「アメダス」を使っています。（気温だけでなく降水量や風向・風速、湿度、積雪を観測しているところもあります。）北海道内では173地点で気温の観測が行われており、そのうち札幌市内で観測をしているのは気象台のある札幌（中央区）と、手稲山口の2ヵ所！

そのため、お天気情報の時に「手稲山口」という言葉をよく耳にするんですね！

札幌市の北区でもなく東区でもなく他のどの区でもなく手稲区だけが特別暑かった！というわけではなく、観測地点として「手稲山口」か「中央区」なので手稲が取りあげられやすいということのようです。

暑くなりやすいのは確か

手稲山口がとり上げられやすい理由はなんだか意外な理由でしたが、手稲山口で気温が観測されていてその気温が高いことが多いのは確かですね。

平成28年9月発行の「てつほく通信」（手稲鉄北まちづくりセンター）にわかりやすい図解が載っていました。

緩やかな南風が少しずつ温められながら、札幌市街地の熱も吸収し、海の近くになるにつれ（つまり手稲山口付近）温度が上がっていくという事のようです。

手稲山口を地図で見る

グーグルマップで手稲山口を表示させるとこんな感じ。

手稲区を7つの地区別に分けた時に「星置地区」に含まれるのが「手稲山口」ですね。

手稲山口の施設など

「手稲山口」という地域に含まれる施設です。

パストラル星置（スーパーアークス、カインズホームFC、ダイソー、セリア、ファッションセンターしまむら、アスビーファム、美容室ララ・ヘアー、海の風歯科などを含むショッピングセンター）、ほしみ高等学園、札幌市立手稲北小学校、山口神社、まつもり農園直売所、北都病院、平佐農園、北海道札幌あすかぜ高等学校、札幌市山口斎場、山口緑地、手稲山口バッタ塚など。

手稲山口の歴史

その名の通り山口県出身者によって開拓された一帯である。1881年（明治14年）に最初の入植者が移住し、その開拓地を故郷の地名にちなんで山口村と名づけた。1882年（明治15年）12月21日に正式に山口村となった。山口村の範囲は、現在の手稲山口の他、曙の北部、明日風、星置を含む範囲にあたる。

山口地区は元来砂地であり、開拓には相当な苦労があった。しかも不運なことに同時期にバッタが大量発生し、数少ない作物を食い荒らされた。それでも開拓を進めた結果、いくつかの作物が取れるようになり、さらに明治末期には稲が取れるようになった。1916以降はスイカの栽培を試みたところ成功を収め、これはのちに「山口スイカ」という呼称で知られるようになる。2006年現在では社会情勢の変化により水田は見られなくなったが、それでも山口地区は農業地帯であり山口スイカ改め「サッポロスイカ」は、昭和50年代から栽培されたかぼちゃ「大浜みやこ」とともに特産品として知られている。

手稲山口 - Wikipediaより

現在の曙の北部や、明日風、星置も「山口村」に含まれていたんですね。φ(•ᴗ•๑)