2023年のゴールデンウィークは道東方面へ。
そのときに発見した不思議な物体…地面から人の頭のようなものがたくさん生えている?!写真に撮り、調べてみたところ「やちぼうず」という植物らしい…。
この記事では釧路で出会った不思議な見た目の植物「やちぼうず」について記録していきたいと思います。
釧路でたくさん見かけた不思議な植物
釧路市街地でたびたび見かけた不思議な植物。
思わず写真に撮り調べてみました。
グーグル先生は私にこれが「やちぼうず」と呼ばれるものであると教えてくれましたよ(^^)/
「やちぼうず」とは?
「やちぼうず」は漢字で書くと「谷地坊主」と書くそうで、谷地(湿地)にある坊主(人の頭のような形)のような形の植物であることからこう呼ばれ始めたと考えられるそうです。
やちぼうずの正体は「カブスゲ」「ヒラギシスゲ」などのスゲ類で、根や茎が密集したものが冬の間に凍結し土から株ごと盛り上がり、春の雪どけによって根元がえぐられる、その繰り返しによってこのような不思議な形に仕上がってくるそう。
やちぼうずが見られる場所は?
私が今回たくさんの「やちぼうず」を見かけたのは北海道釧路。
国道272号を車で走っているときに本当にたくさん見かけました。
また、有名な「釧路湿原」でもシンボル的存在とのことなので観察することができるようです。 ただし、夏ごろになると他の植物が生い茂ってくるため「やちぼうず」は存在するものの、隠れてしまい見つけにくい状態になっていることもあるとのこと。
どうやら、雪解け直後の5月が「やちぼうず」の観察には最適だったようです。
調べてみると昭和50年12月12日に「谷地坊主」は釧路市の天然記念物に指定されているようです。
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とてもユニークな見た目の植物「やちぼうず」。
見渡す限り「やちぼうず」だらけの風景もあり、目が釘付けになってしまいました。
今回は立ち寄ることができなかった「釧路湿原」にもゆっくり遊びに行ってみたいなと思います(^^)/