クリスタルのようなキラキラした透明な氷が、まるで宝石のような美しさに見えることで「ジュエリーアイス」と名付けられた現象。
この記事ではそのジュエリーアイスがどこで見られるのか、ジュエリーアイスを撮影に行くときの注意点(想像しているよりきっと寒いです!自分と機材の防寒をしっかり!)など、実体験を踏まえてお伝えいたします!
- ジュエリーアイスが見られる北海道豊頃町の大津海岸について
- ところでジュエリーアイスってなに?
- ジュエリーアイスが見られる時期は?
- ジュエリーアイスの撮影におすすめの時間帯は?
- 実際に豊頃町大津海岸を訪れ、ジュエリーアイスを撮影したからこそわかったこと
- とにかく寒い!防寒対策を万全に!おすすめアイテムはこちら!
- まとめ・関連記事
ジュエリーアイスが見られる北海道豊頃町の大津海岸について
ジュエリーアイスが見られるのは豊頃町の大津海岸です。
マップ
〒089-5300
北海道中川郡豊頃町
アクセス
豊頃町大津海岸までは公共交通機関はありません。
自家用車で行くか、空港や駅からはレンタカーなどを利用する必要があります。
また、ジュエリーアイスツアーで検索すると大津海岸でのジュエリーアイスや周辺スポットを見学できるツアーなども企画されていますので、車の利用ができない場合はツアーの利用も検討してみてくださいね。
駐車場
※大津海岸への車の乗り入れは出来ません。
駐車スペースが用意されていますので、車で行く場合はそちらを利用し、海岸まで歩きます。
2020年、ジュエリーハウスが新設
ジュエリーアイスが徐々に人気を集め、シーズン中は多くの人が訪れるようになった豊頃町大津海岸。2020年には休憩施設となるジュエリーハウスが新設されました。
トイレや、冷えた体を温める時に利用できます。
飲食もできるようですが新型コロナウィルス流行の影響で利用に制限があることも考えられるので最新情報はジュエリーアイス Jewelry Ice 豊頃町観光協会【公式】でご確認ください。
ところでジュエリーアイスってなに?
ところでそもそもジュエリーアイスとはどういうものなのでしょうか。
十勝川を覆いつくす氷が太平洋に流れ出し、河口の大津海岸に打ち上げられる氷の塊が太陽の光を受け美しく輝く自然現象です。十勝の厳しい寒さと、母なる大河「十勝川」が生み出す自然の神秘です。
※出典:豊頃町観光協会HP
「流氷」は大きな氷の塊が層になって押し寄せたもので「白色」をしています。それに対して「ジュエリーアイス」は「透明」さが特徴です。
非常に珍しい現象のため、豊頃町の大津海岸でしか見られないともされており、この地を訪れる人が年々増えているようです。
太平洋に流れ出た十勝川の氷。その氷が波にもまれるうちに角が取れていき、透き通った宝石のような美しい氷「ジュエリーアイス」となります。
ジュエリーアイスが見られる時期は?
ジュエリーアイスが見られる時期は1月中旬~2月下旬頃。自然現象なのでもちろん気候に左右されます。SNSや豊頃町観光協会HPなどで発信されている最新情報を参考にしてみるとよいでしょう。
ジュエリーアイスの撮影におすすめの時間帯は?
豊頃町大津海岸では朝陽を浴びるジュエリーアイスが人気です。そのためシーズン中は早朝から美しいジュエリーアイスを撮影しようとする人が集まります。
※大津海岸周辺は住宅地があります。住民の方に迷惑にならないように特に早朝の見学に行く際は車のドアの開閉音や話し声などは抑えて静かにマナーを守って楽しみましょう!
豊頃町の過去の1~2月の平均気温は
- 平均最低気温 ‐15℃
- 平均最高気温 ‐1℃
朝焼けや朝陽に照らされるジュエリーアイスを撮影したい場合、見頃の6:30~7:30頃は最低気温をマークする時間帯でもあります。気温は‐20度を超えることも!体感温度は‐25℃~‐30℃にもなるので防寒対策が必須です!
私が個人的におすすめしたいのは日中、昼の撮影です。
時間に無理がないことに加え、気温も早朝の撮影時間に比べるといくらか寒さも和らぎます。(とは言っても外で長時間過ごすことになるので防寒対策は必須。)そして、実は早朝の撮影時は氷が白っぽいことが多いようなのです。その点、昼の撮影だと程よく表面が融け、「ジュエリーアイス」の名にふさわしい透明感のあるキラキラした氷が自然な状態で観察することができる確率が高いです。早朝の撮影時は裏技として「お湯を持参」される方もいるのだとか。目星をつけた氷に、より透明感をだすために持参したお湯をかけてから撮影するそうですよ。
私はどちらかというと自然な状態の美しいものを撮影したかったので昼の訪問でちょうど良かったかなと思っています。
朝のジュエリーアイス
断然人気なのが朝のジュエリーアイス。朝焼けの様子や朝陽とともに撮影するジュエリーアイスはとても幻想的に仕上がりそうです。
昼のジュエリーアイス
私は無理のない昼訪問派!青い空の下で寒さも少し和らぐ(それでも防寒は必須!)なか、明るくキラキラ輝くジュエリーアイスに出会えたので大満足です!
夕方のジュエリーアイス
朝陽や、訪れやすい昼の時間をさけ、穴場ともいえる夕方。
美しい夕焼けとともに撮影するジュエリーアイスも素敵な写真になりそうです。
実際に豊頃町大津海岸を訪れ、ジュエリーアイスを撮影したからこそわかったこと
ここからは私が実際に豊頃町大津海岸を訪れジュエリーアイスを撮影してきたときの様子を写真を交えてご紹介いたします。
無料駐車場を利用
無料駐車場を利用しました。
有料駐車場もありましたのでよく見てから駐車しましょう。
駐車場からは歩いて海岸へ
駐車場からは徒歩で海岸へ向かいます。車の乗り入れは出来ません。
海岸までの道はきれいに除雪がされておりとても歩きやすかったです。
砂浜に到着!ジュエリーアイス探しの始まり!
整備された道を進むと砂浜に到着します。そしてここからジュエリーアイス探しの始まり。海岸一面にジュエリーアイスがゴロゴロと転がっている様子を思い描いていたのですが、私が訪問した時の実際の風景がこちらです。
あれ?全然氷がない?!
自然現象ゆえに、自分のタイミングに合わせてジュエリーアイスが都合よく表れてくれるわけではありません。海岸へついてすぐに好みの氷と出会えるわけではなさそうです。
ここから海岸沿いを歩いて好みの氷探しの始まりです。
これが日中でよかったと心から感じる時間でした。早朝の太陽の上がる前の寒さの中、うす暗い海岸沿いを歩き回るのは寒すぎて辛すぎます。笑
幸いこの日はお天気も良く冷え込みもそこまで厳しくなかったので楽しく砂浜を散策することができました。
そしてお気に入りのジュエリーアイスを見つけて撮影してきましたよ(^^)/
実際に撮影してきたジュエリーアイスの写真
自然に出来上がる氷の形を見るのはとても楽しかったです。この氷はちょっと手を加えて縦置き(?)にしてから高さを出して撮影してみました。
この氷も透明感があって、なんとなく背景もキラキラして見えてお気に入りです。
偶然できた氷の形に感激します。この写真は太陽の光を浴びているのがよくわかってとても好きです。
同じものは二つとないジュエリーアイス。自分だけのお気に入りの形を見つけて撮影する至福の時間を過ごすことができました。
とにかく寒い!防寒対策を万全に!おすすめアイテムはこちら!
先にご紹介した通り、ジュエリーアイスが見られる時期の豊頃町はとても寒いです。
豊頃町の過去の1~2月の平均気温は
- 平均最低気温 ‐15℃
- 平均最高気温 ‐1℃
風が吹いていたりすると体感温度はさらに低くなります。
スマートフォンやデジカメなどの電子機器も寒さによって電源が落ちやすくなってしまったり、バッテリーの消耗が早かったりと不具合が起きます!
人も電子機器も防寒対策は必須です!
防寒におすすめのアイテム
防寒の目標はとにかく皮膚を出さないこと!です。以下におすすめの服装や装備について身に着ける順にご紹介いたします!
1.ヒートテック上下を身に着ける
保温効果のあるインナーを!
2.セーターやフリースジャケット、裏起毛のパンツを身に着ける
ヒートテックの上にはいつもの洋服を着ますが、この時にフリース素材や裏起毛のパンツを身に着けるとよりあたたかく過ごせます。
3.靴下の重ね履き
足元は特に冷えますので靴下は重ね履きをするのがおすすめです!
4.フード付きの厚手のダウンやスキーウエアを身に着ける
アウターも本気を出して防寒してください。
フード付きの厚手のダウンコートに防寒パンツや、スキーウエア(もちろん上下)を身に着けるのもおすすめです。
5.帽子・ネックウオーマー・手袋・カイロ
服装でしっかり防寒をしたらあとは小物で万全に整えましょう!
とにかく皮膚を隠すイメージで。
帽子は耳まで覆えるタイプのもの、首周りにもマフラーやネックウォーマー、手袋、カイロなどを用意しましょう。
カイロは、体はもちろん、足先や、手先にも使えるように準備をしておくとよいです。
また、カメラやスマホなどの電子機器も温められるように余分に用意しておくと安心です。
カメラの防寒グッズも販売されていますのでこちらも検討してみてください。
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まとめ・関連記事
北海道豊頃町の大津海岸で見られる特別な絶景、「ジュエリーアイス」について、実体験を踏まえてご紹介いたしました。
朝陽を浴びる氷の撮影が人気ですが、時間的・寒さ的にかなり厳しいものがあるので、私のお勧めは無理をしない、日中の訪問です!
楽しむための観光で苦しい思いはしたくないですからね!( ´∀` )
近隣の方にご迷惑にならないよう、マナーを守って美しい光景を楽しんでいただけたらいいなと思います(^^)/