秋の空中を飛び交う大量の白くて小さい物体、雪虫。
2023年10月、この雪虫が大量発生しており、北海道内のみならず、全国ニュースでもとりあげられるほどの騒ぎになっています。
今回はこの雪虫の基本的な事や、大量発生の理由、アレルギー疾患などの心配はないのか・・・気になることを調べてみました。
2023年10月、雪虫が大量発生!なぜ?!
2023年10月、雪虫の大量発生が話題となっています。
調べてみたところ、雪虫の発生数は気温がポイントになるようです。
「昆虫の産卵や出産、成長は、温度に依存して決まる。(気温が)高いと成長が早くなり、子供をうむのも早くなる。全体にたくさんの子供がうまれてくる。」
(参考:「雪虫」 記録的残暑で今年も大量発生か アレルギー予防のためには「つぶさないことが重要」|FNNプライムオンライン)
たしかに2023年、札幌では観測史上最高の36.3度を記録するなど、北海道の夏は本当にここは北海道なのかと疑いたくなるほど暑かったのです。
どうやらこの暑い期間が長かったため、雪虫の大量発生につながっているのではないかという見方ができるということですね。
Xに投稿された雪虫の様子
本当にすごい。
— イネ子@手稲暮らし (@teinekuineko) October 25, 2023
どうしちゃったんでしょう今年は。 https://t.co/mCFEVUeuoX
こんなの初めて見る‥ https://t.co/2Nh2owkIkD
— イネ子@手稲暮らし (@teinekuineko) October 25, 2023
晴れていて、風が弱い日の夕方に雪虫は発生しやすいとか。雪虫対策でもマスクが外せませんね(-_-;) https://t.co/0dUYraWron
— イネ子@手稲暮らし (@teinekuineko) October 25, 2023
雪虫の正体は?
雪虫は、体調5mm前後。全身綿で包まれたように見える「トドノネオオワタムシ」というアブラムシの一種だそうです。
秋になるとトドマツの根からでてきて、ヤチダモの木へ移動するとのこと。
雪が降る前に飛ぶので、冬の到来を告げる風物詩にもなっており、雪虫が飛ぶと1・2週間後には雪が降るとも言われています。
雪虫の寿命はわずか一週間ほどと言われているそうです。
全身にまとわりついてしまう雪虫、害はないの?アレルギー疾患を引き起こす?!
これだけ雪虫が大量発生している中を進むのは非常に気持ちが悪いです。雪虫は小さく、鼻や口からも吸いこんでしまえるサイズなのです。
そこで不安になるのが、雪虫を吸い込んでしまったりした場合に人間の体に害はないのか?!という事です。
私自身がアレルギー体質という事もあり非常に気になるので調べてみました。
雪虫を大量に吸い込んだり、皮膚に付着すると引き起こされる可能性があるのが、「アレルギー疾患」。
雪虫のアレルギーがあるかどうかは、検査試薬が存在しないので調べられない
雪虫は、アブラムシに属する生き物なんですが、アブラムシのエキスを使ったアレルギー検査で、アレルギーを持った人では10人中3人が、強い皮膚アレルギーが起こったという報告があります
大量発生すると、アレルギーの原因に多く触れることがあります。雪虫が付着しても、つぶさないことが重要かと思います
上記の文を読むと、どうやらアレルギー反応を起こす可能性はゼロではないのではないかということが読み取れます。
特にアレルギー体質の方は、雪虫が発生している場合、対策をした方がよさそうですね。
大量発生の雪虫対策は?
こちらは私が手稲区内で撮影した映像です。
雪虫大量発生‥これでも多いと思っていたけど、こんなもんじゃない映像を見てびっくり。 https://t.co/XnEAkAYmZ9
— イネ子@手稲暮らし (@teinekuineko) October 24, 2023
視界が白くかすむほど大量発生している雪虫。正直、その中を歩くのはすごく嫌です。周りを見ても洋服についた雪虫をはらいながら歩く人、顔の周りを常に手でガードしている人などさまざま。はらえどはらえどきりがないのが正直なところですが、できる対策としてあえて言うのであれば・・・
- 帽子をかぶる(頭髪、耳を覆う)
- 眼鏡をつける(花粉対策用など)
- マスクをつける
- 雪虫がついても取りやすい、ツルツルした素材の洋服を身に着ける
そして対策とは言えないのですが、雪虫が飛びやすい条件は晴れかくもり、風は弱い、夕方によく飛ぶとの事なので、そのタイミングでは極力外を歩かない!!!!(笑)洗濯物は外に干さない!!!!!のが一番なのですが、なんと悲しい対策でしょうか…。
どうしても外を歩かなくてはならない場合は雪虫が付着しても取りやすいつるつるした素材の衣服や帽子を身に着けるのがよさそうです。
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今回は、雪虫大量発生の謎や、対策についてまとめてみました。
あまりに大量発生すると季節を感じるどころの騒ぎではなくなってしまいますね^^;